三重県津市羽所町399
(津駅東口すぐ) TEL:059-228-8111(代) FAX:059-225-3898 駐車場完備 24時間診察対応 光線力学療法(PDT)について光線力学療法(PDT)とは?光線力学療法(以下PDT)は、光感受性物質(ビスダイン)を静脈内に投与し脈絡膜新生血管(以下CNV)の部位に薬剤を集積させた後、特定の波長(689±3nm)をもつレーザー光線を照射し光感受性物質を励起させることにより、活性酸素を発生させてCNVの閉塞などの臨床効果を発揮させる治療法です。 感覚網膜に損傷を与える従来の「レーザー熱療法」とは異なり、感覚網膜を損傷させることなくCNVを選択的に閉塞させることのできる治療法として開発され、2003年4月時点で、世界65カ国で実施されています。欧米での臨床試験で、PDT施行群ではプラセボ群と比較し、有意に視力低下の割合が少ないことが示されました。 日本では2004年5月から、治療が開始されました。本治療の施行は、日本PDT研究会が定めた資格を満たす認定医に限られています。また対象となる疾患は、中心窩にCNVを伴う「滲出型」の加齢黄斑変性症のみです。加齢黄斑変性以外の病態に基づくCNVや、萎縮型加齢黄斑変性症例は適応となりません。 治療の流れ
PDTの治療成績海外における多施設臨床試験でclassic型CNVには有効性が証明されています。また、海外の治療成績ではclassic型の成分の少ない割合が高くなっていましたが、その後多症例の解析結果が進み、最近FDAは2乳頭面積以下の小さい病変に対するPDTを認識しました。わが国ではこれらの病変分類に関わらず、「中心窩新生血管を伴う加齢黄斑変性」に対して、保険適応が認められています。 ※ classic型、occult型はフルオレセン蛍光眼底造影によるCNV所見の分類です。 治療に際しての注意
●治療実施例
治療スケジュールは患者さんごとに異なります。
当院でも平成16年9月よりPDT治療を始めており、平成19年10月1日現在で166眼の治療をしており、CNN消失は80%位で有効となっております。
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