三重県津市羽所町399
(津駅東口すぐ) TEL:059-228-8111(代) FAX:059-225-3898 駐車場完備 24時間診察対応 加齢黄斑変性症に対する新しい治療法
症状初期は両眼で見ると、あまり気にならないことがあるので、片眼ずつで確かめます。 ・ものがゆがんで見える ・左右でものの大きさが違って見える ・見ようとする中心部分が見えにくい ・部分的に視野が見づらい箇所がある などという症状が出現します。
治療方法この加齢性黄斑変性にはまだ決まった治療法はなく、特効薬はありません。いまのところ、最も効果があるのが新生血管に対するレーザー光凝固療法とされていますが、レーザーで焼きつぶした部分は組織がダメージをうけ、暗点となり見えなくなります。新生血管はうまくつぶれても視力がかえって低下したり、視野の範囲がさらに縮小する可能性もあり、黄斑の中心にある場合には有効ではありません。あなたの新生血管は中心にあるので、レーザー凝固の対象にはなりません。手術により、網膜の一部を切開して新生血管を除去する方法もありますが、手術手技も難しく、検討の結果80%から90%の患者さんは手術後0.1以下の視力であることが判明しました。インターフェロンを数ヵ月間注射する方法、または放射線治療などもありますが、どれも効果についてはまだ確立したものではありません。 最近、新生血管に対して経瞳孔的温熱療法(TTT)により治療をする試みが報告されました。弱いレーザーを新生血管に照射し、温熱療法により新生血管の発育又は新生血管から滲出を抑えようというものです。異常な新生血管だけを選択的につぶすことを目的とするので、通常のレーザー治療ほど網膜への障害がなく、理論的にはより安全でくりかえしての治療も可能です。 また、平成16年5月より光線力学療法(PDT)治療が厚生労働省の許可となっています。
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